女性の味方♪プエラリア・ミリフィカの健康メリットについて

皆さん、こんにちは。JISAです。

プエラリア・ミリフィカ（Pueraria mirifica）は、
タイやミャンマーの山岳地帯に自生するマメ科の植物です。
タイでは「ガウクルア」、中国では「泰国野葛根」とも称され、
その塊根は古来、若返り（アンチエイジング）によい
として利用されてきました。

20世紀前半、ミャンマーにある仏塔で見つかった古文書に、
高齢の女性がプエラリアを食し、ながく美容＆健康を保っていた
という記載のあったことが知られています。

今回のJISAスタッフブログは、
プエラリア・ミリフィカの健康メリットについて（Thailand Medical News参照）。

プエラリアが女性の美容＆健康、バストアップなどに良い
とされる理由の一番は、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た
植物性の化学物質が含まれていることが挙げられます。

女性は更年期を迎えると、エストロゲンのレベルが低下し、
ホットフラッシュやイライラ、生理不順など、いわゆる更年期障害
と呼ばれる不快な症状の出てくる場合があります。

プエラリアに含まれる植物性のエストロゲンは、
強力なエストロゲン様の作用を発揮するため、
更年期の症状をケアするのに利用されています。

女性のデリケートゾーンの皮膚ケアにも有用で、
プエラリア1％を配合したジェルを膣に塗布すると、
ｐHレベルや皮膚の調子が良くなったとする研究があります。

エストロゲンクリームと比べても、プエラリアは、
膣の乾燥（ドライ）や炎症のケア、とりわけ産後の女性、
頻繁にセックスする女性の膣ケアにすぐれた働きを示します。

更年期および更年期後の女性において、
エストロゲンの不足は、骨密度の低下につながります。
プエラリアは、骨密度を上げ、骨粗しょう症を防ぐことが分っています。

人間のカラダは放っておくと、錆びていきます（酸化）。
だから、抗酸化物質の摂取を心がける必要があるのです。
プエラリアには抗酸化の働きがあり、
また他の抗酸化物質の働きを高める力もあります。

プエラリアには、がん細胞や腫瘍の成長を
遅延させる可能性も指摘されています。
マウスを使った実験で、プエラリアに含まれるミロエストロール
という植物性の化学物質に、抗がん作用のあることが判明。
乳がん細胞の成長を阻害する働きも示されています。

更年期、更年期後、エストロゲンのレベルが低下すると、
糖や脂肪の代謝も低下し、コレステロール値上昇や
体重増加などにつながって、心血管の健康に悪影響が及びます。

ある研究では、プエラリアのサプリメントを摂ることで、
コレステロール値が下がり、心血管系の疾患を予防しました。

エストロゲンは、脳や神経系の健康維持もサポートしています。
その低下によって生じる脳や神経系へのダメージを、
プエラリアに含まれるエストロゲン活性のある物質が防ぎます。

ミロエストロールを摂ると、脳細胞の酸化ストレスや
精神機能の衰えが軽減されることが分かっています。

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ところで近年、「プエラリア」をネット検索すると、
健康被害の事例を伝える「日本語サイト」が出てくるのは残念なことです。
正しい用法を守らなければ、どんなに良い薬でも、
逆効果になってしまうのは致し方ありません。

プエラリアのサプリメントは国外で、
比較的「安全」とされて一定の評価を得ており、
きつい副作用がともなうホルモン剤やエストロゲン代替療法
の代わりとして広く利用されています。