糖尿病薬と降圧剤のコンビ、抗がん作用を発揮!
皆さん、こんにちは。JISAです。
本日のテーマは、ある糖尿病の薬と降圧剤の組み合わせが
抗がん作用を発揮する!というお話です(MNT参照)。
JISAでも取り扱っている、メトホルミンという
2型糖尿病の薬があります。
肝臓における糖の放出や、
内臓における食物からの糖の吸収をゆるやかにして、
糖尿病患者の高い血糖値を下げてくれます。
昨今、このメトホルミン、糖尿病薬という括りを越えて、
アンチエイジング(寿命を延ばす)の効果も示唆されていることは
すでにご存知の方もいらっしゃることでしょう。
そして今回ご紹介するのは、メトホルミンを
ある降圧剤と組み合わせることによって、
がん細胞の成長が抑制されるというお話です。
■メトホルミン&シロシンゴピン
メトホルミンとのコンビで抗がん作用を発揮する
血圧降下薬の名は、シロシンゴピン。
あいにくJISAでの取り扱いはございませんが、
この二つが組み合わさると、がん細胞へのエネルギー供給が断たれ、
がんの成長がストップすることが分かりました。
スイスにある高名な研究所で実験が行われました。
メトホルミン単体では、がんの成長を止めるほどの力はないのですが、
シロシンゴピンを加えることで、メトホルミンのもつ抗がん(抗腫瘍)パワーが
いっそう大きく高まるようなのです。
■がんへのエネルギー供給を断つ
がん細胞は、多量のエネルギーを必要としています。
エネルギーを得て、どんどん成長/拡散していきます。
だから、がんへのエネルギー供給を断てば、
がんの成長/拡散を抑えることができる、と考えられます。
ここでポイントとなるのが、NAD+という物質。
NAD+は、栄養素をエネルギーに変換し、がんの成長を後押しします。
このNAD+は、NADHが酸化されて得られます。簡略化して示すと、
NADH → NAD+
NADHは還元型で、NAD+はその酸化型の、
「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」という
長ったらしい正式名称をもつ電子伝達体。
がんが成長/拡散を続けるためには、
「NADH → NAD+」という酸化経路が常に動いている必要があります。
が、しかし、メトホルミンとシロシンゴピンには、
この経路をブロックする力があるというのです。
がん細胞は、糖を分解して乳酸塩にする
解糖系に強く依存しています。
しかし乳酸塩が多すぎると、この解糖系は機能しません。
これを避けるため、がん細胞は、特殊な伝達体を使って、
乳酸塩を廃棄/処理しようとしますが、シロシンゴピンは、
この伝達体の働きをブロックするのです。
よって、乳酸塩が細胞外に運び出されず細胞内に蓄積し、
「NADH → NAD+」という酸化経路がストップします。
他方、メトホルミンは、また別の経路をブロック。
こうして、NADHからNAD+へのリサイクルがストップし、
がん細胞は、エネルギー供給を断たれるというわけなのです。
がん細胞は、エネルギーの枯渇によって、
やがて死に絶えていきます。
日本人の死因第1位は、男女ともに「がん(悪性新生物)」。
やはり日本社会全体の「高齢化」が影響していると考えられています。
以上、本日のJISAブログは、ちょっと専門的になってしまいましたが、
メトホルミンと降圧剤の組み合わせが、
抗がん作用を発揮するというお話でした。
JISAにて「メトホルミン」で検索いただけますと、
数々の商品をご覧になれます!
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