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5-HTPとは?不安やうつ、不眠、食欲抑制に!

皆さん、こんにちは。JISAです。
いろいろなサプリメントの商品詳細文を作るのも、
JISAスタッフの仕事の一部ですが、
ある日のこと、「5-HTP」という商品に遭遇しました。

「5-HTP?何だろう?」

どうも「5-ヒドロキシトリプトファン」の略なんだそうで、
効能としてNeurotransmitter Support(神経伝達物質サポート)とある…。

ん?ますます訳が分からなくなったのですが、よく調べてみると、
とても興味深いサプリメントであることが分かってきたのでした。

本日のJISAブログのテーマは、「5-HTP」です(Life enhancement)。

 

5-HTP 【Natrol】

5-HTP (5-L-Hydroxytryptophan)


5-HTPはセロトニンの前駆物質

初めから結論めいたことを書きますが、
5-HTPがサプリメントとして有用であるのは、
これがセロトニンの前駆物質だからです。
次のチャートは、代謝経路を示しています。

トリプトファン → 5-HTP → セロトニン → メラトニン

「幸福ホルモン」なんて呼ばれることもある、セロトニン。
私たちの生活の質(QOL)の良好な維持に欠かせない、
このセロトニンの不足を補う(適正レベルを維持する)のが、
5-HTPの役割というわけなのです。

セロトニンが不足すると、
睡眠や気分、食欲、記憶・学習、性行動などに
支障をきたします。

眠れない、何だか気分が晴れない、
頭がぼんやりする、だるい、元気が出ない…。

うつ病の人は、セロトニンが非常に不足していると言われており、
抗うつ剤は、セロトニンのレベルを適正に戻すことで、
抗うつ作用を発揮して、気分を改善します。

 

5-HTP 【PrimaForce】


5-HTPは抗うつ剤の代替!?

JISAでは、多数の抗うつ剤を取り扱っておりますが、
これらはどれもれっきとした医薬品。
通常は処方箋が必要なお薬です。


他方、5-HTPは、
西アフリカに自生する「グリフォニアシンプリシフォリア」と呼ばれる、
天然植物を材料としたサプリメント。


機序は異なりますが、
どちらも脳内のセロトニンレベルを高める働きがあります。


このことから、5-HTPは、
抗うつ剤の比較的強い副作用を嫌う方によって選好されるケースがあります。

5-HTP【Source Naturals】

5-HTP (5-L-Hydroxytryptophan)

5-HTPはトリプトファンよりベター?

先ほどのチャートを思い出してほしいのですが、
5-HTPの左側にあるトリプトファンは必須アミノ酸で、
5-HTPを経てセロトニンへと代謝されます。

トリプトファン → 5-HTP → セロトニン → メラトニン

L-Tryptophan


そもそもトリプトファンは、うつや不安をケアするサプリとして、
5-HTPよりも古い歴史をもっています。


が、1980年代、一部企業の製造ラインにおいて、
汚染バッチが見つかり、米食品医薬品局(FDA)によって
製造禁止の憂き目にあいます。


しかしその後、安全かつ安価なトリプトファンの長所が見直され、
(副作用が強く高価な抗うつ剤を使用するよりベターだとして)
その禁が解かれます。

5-HTP同様、トリプトファンも最終的には代謝されて、
セロトニン→メラトニンへと変換し、
私たちのメンタル&ボディの健全性をサポートします。


しかし代謝経路上、
5-HTPはトリプトファンよりも、セロトニンに一歩近いので、
セロトニン不足のケアとしては有用性が高いとされています。

しかし逆に考えれば、5-HTPでは効用が強すぎるとお感じの場合、
ワンクッション置いたトリプトファンの方が良いかもしれません。

トリプトファンは、牛乳やチーズ、大豆製品、魚、卵、お肉、
バナナ、ナッツ類、などに豊富に含まれています。

 

オプティマイズドトリプトファンプラス

 



5-HTPのさまざまな効用

さて、5-HTPのもつさまざまな効用を見ていきます。

1.気分
セロトニンは「幸福ホルモン」と呼ばれることがあるように、
(実際はホルモンではなく、脳内神経伝達物質ですが)
気分を良好に改善するとされています。

とりわけ年齢を重ねると、セロトニン分泌が不足しがちになるので、
5-HTPはムード(気分)アップにとても有用と言えます。

同じような効用をもつものに、
セントジョーンズワートがあります。
古代ギリシアの時代から利用され、
中世には民間療法薬として広く知られるようになりました。

セントジョンズワート

セントジョンズワート St.John's Wort Extract 450、900mg


但し、5-HTPとセントジョーンズワートは併用すると、
効力が強まりすぎるリスクがあるため避けた方が賢明とする説と、
否、上手に併用すれば、その合計以上の相乗効果が期待できるとする説があり、
JISAブログではちょっと判断がつきません。

2.睡眠
5-HTPは代謝されて、セロトニンになり、
そして最終的にメラトニンになります。
メラトニンは俗に「睡眠ホルモン」と呼ばれているように、
睡眠を誘導する物質です。


5-HTPは、そういうわけで、
睡眠サポートの働きも期待できることになります。

睡眠不足は、疲労の蓄積とならんで、
記憶力低下、免疫力低下、気分の沈み、
不安やうつ、ストレスにつながり、要するに、最悪です。

5-HTPは、
日中はセロトニンで気分は良好、
夜間はメラトニンでぐっすり睡眠
この両者をサポートできるスグレモノです。

 

パワートゥースリープPM・メラトニンフリー【IrwinNaturals】



3.食欲抑制
セロトニン不足は、多くのマイナス作用を身心に及ぼしますが、
肥満の要因となることはあまり知られていません。


5-HTPはとくに、炭水化物への欲求を満たすとされており、
脳内でセロトニンへと代謝されて、
コレシストキニンと呼ばれる満腹ホルモンの分泌を促します。

満腹感を覚えるということは、食欲が抑制されるということと同義なので、
ダイエット(体重減)サポートになることは言うまでもありません。

 

5-HTPプラス





天然植物を素材としたサプリメントの、「5-HTP」。
気分、睡眠、食欲をケアし、皆さまの身心の健康をサポートします。
以上、今回のJISAブログは、「5-HTPのススメ」でした。

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