中高年者のテレビの観過ぎ、脳の劣化にご注意!?

皆さん、こんにちは。JISAです。
コロナ禍になってステイホームの方が増えたことから、動画配信サービスが活況を呈するようになった、というようなニュースをよく見かけます。もともと地上波と衛星放送のテレビしかなかった所に、YoutubeやNetflix、Amazon Primeなどが加わり、コンテンツの圧倒的な充実ぶりもあって、人々の可処分時間をおおきく占有することになっています。
今回のJISAブログは、とくに40代、50代の中高年の方のテレビの観過ぎが、後年の脳の健康劣化につながることへのささやかな警鐘です(healthline参照)。
脳の灰白質が減ってしまう?
テレビを観るといっても、良質なコンテンツも多いので、十把一絡げにはできません。ここで良くないとされるテレビを観る行為とは、じっとして不活発な状態で、知的に受け身で思考を要さない営みのことです。
子どもの頃、「テレビばかり見てるとアホになるぞ」と、親に言われたことがある人もいらっしゃるかと思います。何も考えずにボーと観る行為、これが問題視されているわけです。
10,700名(平均年齢59歳)を対象に、中高年の時代どのぐらいテレビを観ていたかを訊ねました。
- めったに観ない/まったく観ない
- ときどき観る
- よく観る/めっちゃ観る
そして、認識能力検査および脳のMRI検査を行いました。テレビを観る頻度については自己申告でしたが、結果はというと、よく観る/めっちゃ観る/ときどき観るのグループは、認識能力のいちじるしい劣化、また脳の灰白質の減少がみられました。灰白質は、意思決定、視聴覚、筋肉コントロールを司る脳の大切な部位です。
研究者らはデータ解析を行い、1日あたりのテレビ視聴時間が1時間増えるごとに灰白質の量が0.5%減ると推計しました。マジか?と衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか。
どんな因果関係があるのか?
テレビを観るとは、座ってする行為で、じっと身体を動かさない状態が続きます。長時間座って動かないことは、心臓病や2型糖尿病、大腸がん、肺がん、早死など多くの健康リスクにつながることが知られています。
上述の研究によって、テレビ視聴の時間の長さと認知能力の劣化に「相関関係」のあることが判明しましたが、「因果関係」があるかどうかは今のところ不明。テレビ視聴だけが認知能力の劣化につながる因子なのかどうか、まだ研究を要するのかもしれず、だから、よくテレビを観るけれど、しっかり運動もやってるよ、ということであれば、とくに問題は生じないのかもしれない可能性は排除できません。
どうすればいいのか?
本を読む?散歩する?庭仕事?軽く運動?笛を吹く?何でもいいでしょう。自分が「能動的」になって愉しめるものであれば。
以上、本日のJISAスタッフブログは、中高年の方のテレビの観過ぎが、後年の脳の健康劣化につながることへの警鐘でした。
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